冬は閉蔵(へいぞう)の季節
中医学において、冬はエネルギーを外に出さず、体の中にしっかりと蓄える「閉蔵(へいぞう)」の時期です。
自然界の動物が冬眠するように、人間も活動を少し控えめにして、春に向けたエネルギーをチャージすることが大切です。
一年の土台を作っていく時期です。心身をしっかり滋養することを心がけ、春に向けて準備しましょう。
暦から見る冬の養生
冬は、「立冬」から始まり「大寒」を経て「立春」の前日までを指します。
- 冬のキーワードは「寒(かん)」: 寒さは体の「陽気(エネルギー)」を奪い、血流を滞らせます。
- 「腎(じん)」を大切にする: 中医学で冬は、生命力の源である「腎」が影響を受けやすい季節。ここをケアすることが、アンチエイジングや免疫力アップの鍵になります。
食生活のポイント
冬に摂りたい「3つの食」
- 黒い食材で「腎」を補う
中医学には「五行説」があり、冬(腎)の色は「黒」とされています。
おすすめ食材: 黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ひじき、海苔、黒米など。
効果: 腎の働きを高め、滋養強壮や髪・骨の健康をサポートします。 -
「温熱性」の食材で内側から温める
冷たい飲み物や生野菜は控え、体を芯から温める食材を選びましょう。おすすめ食材: ショウガ、ネギ、ニンニク、ニラ、カボチャ、羊肉、鶏肉など。
ポイント:調理法も「蒸す」「煮込む」など、温かい状態で食べる工夫を。 -
「補腎(ほじん)」を助ける塩味と木の実
適度な「塩味」は腎に入りやすいとされています(摂りすぎは禁物!)。おすすめ食材: くるみ、クコの実、松の実、栗など。
効果: これらは「天然のサプリメント」とも呼ばれ、冬の乾燥対策や活力維持に役立ちます。
まとめ
冬の養生は、無理に動くことではなく、「内側を整えて、静かに過ごすこと」。黒い食材を意識して取り入れ、温かい食事で「腎」をいたわってあげましょう。それが健やかな春を迎える最短ルートです。
