24節気と暮らし

「中医学から学ぶ」冬の時期の過ごし方①暦と食生活のポイント

寒さが厳しい冬の期間は、「貯蓄の時期」です。

植物や動物にとっては、冬眠して、春に再び活動を再開するまで、土の中でじっくり栄養を蓄える時期。

そして私達人間にとっても一年の土台を作っていく時期です。心身をしっかり滋養することを心がけ、春に向けて準備しましょう。

冬の暦と行事

冬の暦は、立冬から始まり、節分までとなります。2021年から2022年の冬の暦は、以下のとおりになります。

立冬:(2021.11.7〜11.21)

小雪:(2021.11.22〜12.6)

大雪:(2021.12.7〜12.21)

冬至:(2021.12.22〜2022.1.4)

お正月

小寒:(2022.1.5〜1.21)

七草

大寒:(2022.1.22〜2.3)

節分

冬の食生活「補陽温腎」のポイント①体を温める食事

寒さ対策として、体を温めるもので、血行と新陳代謝をよくしましょう。温かいお鍋やスープ、お茶など、温性の食材を中心に温かいお料理をいただくことが元気に過ごすポイントです。タンパク質もしっかり取りましょう。
・もち米
・体を温める肉類
鶏肉、羊肉
・体を温める魚類
えび、鮭、かつお、さば、いわし
・旬の冬野菜
・薬味
にんにく、しょうが、赤唐辛子

冬の食生活「補陽温腎」のポイント①腎機能を高める食事

冬に関連する臓器は、”腎”。中医学の”腎”は、生命の象徴であり、ホルモンや泌尿器、生殖器、免疫機能などを司る役割があります。生命力をアップさせる食べ物を積極的にとりましょう。
・旬の食べ物
季節の野菜や果物
・海のもの
しじみ、あさり、かき、わかめ、昆布、のり、えび、小魚
・粘りのあるもの
納豆、長芋
・次の生命を生み出すもの
豆類、卵
・黒いもの
黒豆、黒ごま